食後運動するには何時間空けたほうがいいか?
食後運動するには何時間空けたほうがいいんですか?
先日、患者さんからこんな質問を受けました。
「食後運動するには何時間くらい空けるべきですか?」
食後の運動でほとんどの方が経験したことがある中に、食事をしてすぐに走ったら横っ腹が痛くなった、ということがあると思います。
こういった現象がなぜ起きるかというと、「脾臓(ひぞう)」という臓器が関係しています。
食後、食べたものを消化するために胃や腸に血液が集中します。
体内には約5リットルの血液が循環していますが、その比率が「消化活動」のため胃腸に集まります。
ところが、その最中に激しめの運動を始めると、血液は足などの「筋肉」に持っていかれてしまいます。
「脾臓(ひぞう)」というのは免疫機能や造血機能を持った臓器で血液の「予備タンク」的な機能を持っています。
消化活動中に運動したことによって消化活動に必要な血液を予備タンクの「脾臓」から急激に送り出すと脾臓が一時的に収縮して「痛み」を引き起こします。
これが横っ腹が痛くなる正体です。
それと同時に、食物の消化にも悪影響が出るので、食後すぐの激しい運動は避けるべきです。
では食後、何時間後なら運動しても差し支えないのでしょうか?
それには消化にかかるおおよその時間を知っておかなければなりません。
空腹時、食べ物を単独で摂取した場合、胃から小腸に移動する時間の目安です。
野菜ジュース:20分
バナナ:50分
トマト:20分
ブロッコリー:50分
さつまいも:60分
穀類・豆類:1〜2時間
魚:60分
鶏肉:2時間
牛肉:4時間
豚肉:5時間
ランニングなどの「しっかり目の運動」は 上記の表を目安に、消化までの時間を考慮して食後どれくらい時間を空けるべきか参考にしてみてください。
ほとんどの食材は2時間くらい空ければ大丈夫だと思います。
あとは食べる量の問題で「腹8分目以下」の場合と「満腹」状態では当然違いますし、食後運動するのを前提としている場合は 「腹8分目以下」を必須条件としてくださいね!
ただしウォーキングなどでしたらそこまで時間を空けなくても大丈夫です。

